<75色各色に対する選択率>
次に、75の各色に対する選択率について「20年度」と「21年度」の結果を図3-1に示しました。
「20年の色」は無彩色に、「21年の色」は赤から黄色にかけてのビビッドトーンとライトトーンの割合が非常に高くなっていることが分かります。
図3-1 75色各色における「2020年の色」と「2021年の色」結果比較
<PCCS色名系(大分類※)における分析>
第2回の色相による分析では10色相それぞれの選択傾向を見ましたが、赤と赤紫の色相の中にはピンク、青の色相の中には水色や紺、黄色の色相の中にはオリーブも含まれます。
それらの結果を区別するため、PCCS色名系の大分類を用いて色名レベルでの色の選択傾向を捉えました。大分類ごとの集計結果(選択件数)を図3-2(2020年の色)と図3-3(2021年の色)に示しました。
※大分類とは、基本10色相(赤・橙・黄色・黄緑・緑・青緑・青・青紫・紫・赤紫)に、無彩色5色と、私たちが慣用的に色を言い表す時に用いる、「ピンク」「ベージュ」「ブラウン」「オリーブ」「オリーブグリーン」
「水色(スカイ)」「紺(ダークブルー)」を加えた22の色名により色の世界を分類する方法です。
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図3-2 「2020年の色」PCCS色名系での選択件数 |
図3-3 「2021年の色」PCCS色名系での選択件数 |
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〈研究第1部〉
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