色彩は日常生活のあらゆる部分で私達とかかわっています。そこで、物理学、科学、心理学、工学、デザイン、芸術、教育など広範な専門スタッフを擁して、色彩に関する総合的な研究を展開する体制を整えております。
1954年、世界に先駆けて『修正マンセル色票』の色票化研究に着手し、諸外国の研究機関に寄贈したのはその一例ですが、長年にわたり先端的な研究を続けてきました。この経験の蓄積、豊富な資料に裏付けられて、日々の社会からの要請に応えております。 諸省庁、自治体からの要請への対処、JISの制定や関連色票の作成等への参画、ガイドラインの提案、など公的な問題解決に携わってきました。また、多彩な業種にわたる企業からの商品企画、デザイン、宣伝広告、工程管理、人材育成等万般にわたる依頼にも積極的に取り組んできました。
社会的に求められる問題の多くは、色彩のみに限定しては処理し得ず、他の様々な要因が関与しているのが常です。 そこで色彩研究によって培った多様な方法を駆使し、色彩にこだわることなく様々な分野の研究、問題解決を進めております。役員構成にもその一端をうかがえると存じますが、豊富な人脈に支えられ、必要に応じて外部の専門家との密接な連携のもとに研究を進めております。