褒賞は1981年褒賞条例によって定められた奇特行為者を表彰するために栄典として授与する褒賞の記章。褒賞には紅綬(人命救助),緑綬(善行),藍綬(発明・公益),紺綬(私財寄付),黄綬(業務精励),紫綬(文化功労)の6種があり、名称の通り綬(記章を付ける布)の色が異なる。
今回はこのうち、藍色の綬をつけた藍綬褒賞の綬を測定することができたので、ここで紹介する。
「藍色」は藍染めの色に由来するもので、染めの回数で様々の濃淡の段階を表現できる。日本にはその色調の違いをいい分ける固有色名が多数あるが、現代人には連想しにくいものが多い。
藍綬の色は「藍生壁(1PB4.6/4.3*)」と呼べばよいだろうか。
欧風に言えば「Charm
Blue(10B4/5(注))」,「Meraner
Traube(1PB4/4(注))」,「Esterelle(10B5/4(注))」であろう。 (注:JAFCA BASIC COLOR
CODEによる)