COLOR No.67掲載
パイナップルというと“かんづめ”を思い出すほどに、果実の大部分はやはり缶詰の原料になっているそうである。最近では、輸送および貯蔵が良くなったので、そのままの形で売られるのが目立ち、しかも安いのである。むしろ、果肉のみで売られている方が高い。さて、パイナップルについて調べてみると、一般には年平均温度が20℃以上のところで栽培されていて、主として冬と夏に成熟する。品種は、次の4つに大別できる。
●(1)クイーン類 (2)カイエンヌ類 (3)スパニッシュ類 (4)ポートリコ類
クイーン類は、果肉の色が黄金色であり、果形が小さい。スパニッシュ類は、生食用としては甘く、果肉の色が白い。カイエンヌ類は、大果で果肉の色はクイーン類より劣るが、缶詰用に適しており、生食用にも良い。今回もくだものシリーズ同様に、パイナップルの果肉(透けがないような厚さ)を測色した。尚、葉の部分についても測色してみたが、あくまでも参考である。
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