ピンクに関する調査を2009年2月に実施した。ニュアンスの違う12色のピンクを提示し、「恋するピンク」「勝負ピンク」と感じる色を各1色ずつ選択してもらい、その理由を聴取した。今回紹介するデータは、10代の女性30名と男性11名の結果である。
女性では「恋するピンク」として明るい3のピンクが選ばれた。これは、他の年代の性差を問わず一致する結果であった。しかし、男性が選んだ「恋するピンク」は6と2がトップであり、3は選択されない。結果的に10代男女の合計では、他の年代と異なる傾向が示された。
アンケートに用いた色票のマンセル値は図1に、男女トータルの集計結果は図2、「恋するピンク」と「勝負ピンク」の選択率マップは、男性・女性別々に図3に表した。また、選択の理由については、図4に頻度順に記載した。
なお、他の世代の20代から50代および今回の10代を含めた集計と分析結果は、本調査の主催者である
(財)日本ファッション協会からCD−ROM版で刊行される予定である。調査の詳細は、そちらをご参照頂きたい。 (研究第1部 大内啓子)
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