2006年9月4日と5日の両日、景観色彩計画のセミナーを実施しました。
今年度の景観色彩計画セミナーは、例年のプログラムを改訂して行いました。受講者の方々の関心やニーズによって、受講テーマを選択して頂けるように、「理論編」と「実習編」の2種類のコ−スを各1日で設定いたしました。
当日は、「理論編」が17名、「実習編」が16名、両日受講が15名で計18名の方に受講戴きました。
「理論編」における改訂の目玉は、環境デザイナーの横川昇二氏をお招きし、景観設計の立場から色彩の話をいただいたことです。受講者のアンケート結果も、同様の理由でご好評を戴きました。
実習編は、私たちが実際に色彩計画を行う流れに沿って各ステップを体験していただくようにプログラムを組んでみました。
まず、「測色調査実習」によって視感測色を体験して戴き、さらに調査結果のまとめからコンセプト作成、それを受けて「色彩設計案の作成実習」と進み、その設計案を即座にCG画像によってシミュレートし、プリントアウトいたしました。それぞれの実習は3つのグループに分けてワークショップ形式で行い、各班で2案の色彩設計案を作成してもらいました。
さらに、評価調査の実習では、作成されたばかりの色彩設計案6案のプリントアウト写真をサンプルとして使いました。 アンケート調査では、もう少し時間をかけてじっくりと実習に取り組みたいという意見もあり、これは来年の課題となりました。(研究第1部 赤木重文)