弊所元理事長の早稲田大学名誉教授相馬一郎先生(享年90歳)が2021年10月2日にご逝去されました。
先生は弊所に1955年に入所され研究員として勤められた後、1966年からは早稲田大学で教鞭をとられ、色彩心理学や環境心理学に関する多くの研究を発表されました。1990年から1994年の間は早稲田大学人間科学部の学部長も務められ、2010年には「瑞宝中綬章」を受章されています。
弊所理事長としても1988年から1996年の8年間、運営の陣頭指揮にあたられました。また、研究者として問題を現場で多面的にとらえることの重要性を説かれ、調査や分析に関する様々なアドバイスもいただきました。理事長勇退後も我々を叱咤激励し、研究所を盛り上げていただいたことを忘れることはできません。
相馬先生のご生前の厚情に深く感謝するとともに、ご功績を偲び、哀悼の意を表します