<測色資料>ハムの色 -Ham-
COLOR No.62掲載
今回はハムを測色してみた。ハムについて調べてみたら、本来はブタのもも肉の名称であったが、転じてこの部分の肉を食塩,硝石などのもので塩漬けにした後、くん煙をおこない加工したものをハムと呼んでいる。
しかし原料肉としては、もも肉のほかに肩肉、背肉などの部位の肉を用い、同様に加工した製品も今日ハムと呼ばれており、肩肉を用いたものをショルダーハム、背肉を用いたものをロースハムという。 また、原料肉(もも肉)を骨付きのまま加工したものを骨付ハム、骨抜きして加工したものをボンレス(ロール)ハムという。
ハムの主成分はタンパク質と脂質で、肉食品の典型的なもので、特にタンパク質は各種のアミノ酸をことごとく含有しており栄養価は高い。 しかしビタミン類の含有量はわずかである。
ハムを用いた料理は、代表的なものとして「ハムエッグ」「サンドウィッチ」「サラダ」などがあるが、そのままでもオードブルや酒のおつまみにもなり、また中華の炒め物、シチュー、スープなど応用範囲は広く使われている。
測定の結果
A:ポークハム | 8.6R 6.2/3.6 |
B:ボンレスハム | 7.3R 6.1/3.3 |
C:ロースハム | 8.1R 6.8/2.9 |