一般財団法人日本色彩研究所

実習でまなぶ 景観色彩計画の実際 -調査設計から運用まで-

色彩管理士認定コース 必修講座

優良な景観は適切な色彩計画に基づいて作られます。本セミナーでは、景観の色彩計画について、設計の進め方、景観色彩ガイドライン運用、そして最近の具体的な設計事例などを通して多角的に解説いたします。
また景観測色実習や評価についての実習も行い、分かりやすい内容になっています。行政、設計者、研究者など、様々な方を対象としたセミナーです。

開催方法

会場とオンラインとのハイブリッド開催 ※実習の関係から会場参加が望ましい

dot開催要項
会 期 2024年1月19日(金) 10:00〜16:30
定 員 20名(先着順)
会 場

霞会館 ((一財)産業人材研修センター) 東京都港区西麻布3-2-32 またはZoomによるライブ配信

アクセスの詳細はこちら
受講費

一般:33,000円 (税込) ※会場・Zoom共に同額となります
色彩指導者認定者・ 色彩管理士認定者及び 賛助会員:29,700円(税込)

お申し込み
受付終了
お問い合わせ

【セミナー担当】

TEL 048-794-3817 seminar.info@jcri.jp

dotプログラム
time 10:00~11:30

景観色彩ガイドラインの運用

景観色彩設計における、色彩管理方法や運用法の規定のうち、色彩ガイドラインの運用の要点について解説します。また、最近の景観色彩の傾向や問題点について解説します。

【講師】田嶋 豊

time 11:40~12:15

景観色彩計画全体の流れ

景観色彩計画の進め方を解説します。

【講師】名取 和幸

time 13:15~15:30

実態調査から設計案の評価まで

環境の実態把握から設計案の作成と評価までの一覧の流れについて、個々のステップの内容と、それぞれのステップで得られた結果をどのようにつなぎながら計画を進めていけばよいかを解説します。

  • 測色調査から環境色彩の特徴を求める (実習:カラーカードの測色、屋外での環境色測色)
  • 環境色の特徴を活かしコンセプトを実現する色彩設計法
  • 設計案の評価 (実習)

【講師】名取 和幸・大内 啓子・佐々木 三公子

time 15:40~16:30

最近の設計事例の紹介と、まちづくりにおける留意点・課題等

景観形成特別地区に計画した設計事例を元に、まちの景観特性をどう読み解き、景観基準の規制や誘導と折り合いをつけながらどのように建物の計画に活かしたかを解説します。

【講師】河原 泰

dot講師紹介

【講師】田嶋 豊 (株)ランドスケープデザイン 設計部 シニアプロジェクトリーダー
景観デザイン業務に携わり、各自治体の景観計画の策定をはじめ、公共空間の景観設計の実務に関わる。

多摩美術大学環境デザイン学科 非常勤講師

【講師】河原 泰 株式会社河原泰建築研究室 代表取締役
地域の歴史や風土に呼応する設計を手掛け、街並み景観賞、まちなみ住宅100選、兵庫県人間サイズのまちづくり賞など、景観に寄与する建築に与えられる賞を数多く受けている。

一級建築士、日本建築家協会正会員、千葉市景観審議委員
【所属学会】JIA、日本建築学会
会社URL:https://ykds.jp//

【講師】名取 和幸 (一財)日本色彩研究所常務理事
商品や環境の魅力や機能性を高めるため、カラーデザインに関する様々な調査や実験を数多く手がけている。
専門は「色のユニバーサルデザイン」「色彩嗜好」「色と絵本」等。

女子美術大学、東洋大学、沖縄県立芸術大学非常勤講師
【所属学会】日本色彩学会、日本建築学会、日本心理学会、日本行動計量学会等

講師紹介

【講師】大内 啓子 (一財)日本色彩研究所
人間工学的な見地より工業デザインや疲労などについて多くの事例を手掛けている。これは特に安全性の問題と深く関わっており、多方面より多くの関心が持たれている。

日本大学、中京大学、玉川大学非常勤講師
【所属学会】日本人間工学会、日本インテリア学会

【講師】佐々木 三公子 博士(文学) (一財)日本色彩研究所
認知心理学的観点から、色カテゴリーや色記憶といった視覚における色の役割についての研究を行う。またカラーシステムに関する分析ツールの開発にも携わる。

日本大学芸術学部 非常勤講師
【所属学会】日本色彩学会、日本心理学会