<測色資料>鶏卵
COLOR No.77掲載
説明するまでもなく、よくご存じのにわとりの卵である。 外殻は白色あるいは、うすい茶色。卵白は無色透明。卵黄は黄色である。
今回は白い外殻のものと、うすい茶色の外殻のものの2種について、それぞれ外殻および卵黄を測色した。
外殻の白色は炭酸カルシウムにより、茶色のものは血液色素の分解物であるヘマトポルフィリン(hematoporphyrin)によるものである。卵黄の色は、カロチノイドによるもので、食餌のニンジン粉などカロチノイドの多い餌の量を加減することで、コントロールすることが可能であるという。
生産者には、しばしば濃橙色を希望する声が寄せられると言う。 測色結果は以下の通り。
測定の結果
サンプルA(白色) | <外殻> 1.1Y 9.3/0.7 <卵黄> 1.9Y 6.2/11.1 |
サンプルB(茶色) | <外殻>7.3YR 7.2/4.6 <卵黄>1.3Y 5.7/12.2 |