<測色資料>くだもの(9) -パイナップルの色-
COLOR No.67掲載
パイナップルというと“かんづめ”を思い出すほどに、果実の大部分はやはり缶詰の原料になっているそうである。最近では、輸送および貯蔵が良くなったので、そのままの形で売られるのが目立ち、しかも安いのである。むしろ、果肉のみで売られている方が高い。さて、パイナップルについて調べてみると、一般には年平均温度が20℃以上のところで栽培されていて、主として冬と夏に成熟する。品種は、次の4つに大別できる。
- クイーン類
- カイエンヌ類
- スパニッシュ類
- ポートリコ類
クイーン類は、果肉の色が黄金色であり、果形が小さい。スパニッシュ類は、生食用としては甘く、果肉の色が白い。カイエンヌ類は、大果で果肉の色はクイーン類より劣るが、缶詰用に適しており、生食用にも良い。
今回もくだものシリーズ同様に、パイナップルの果肉(透けがないような厚さ)を測色した。尚、葉の部分についても測色してみたが、あくまでも参考である。
測定の結果
A:パイナップルの果肉 | 4.1Y 8.2/3.4 |
B:パイナップルの葉 | 5.0GY 4.5/3.6 |