一般財団法人日本色彩研究所

<測色資料>やさい(3)

pen COLOR No.58掲載

タマネギ、ジャガイモ、サトイモの写真

今回は野菜シリーズの3回目として、タマネギ、ジャガイモ、キャベツ、サトイモを測色してみた。
キャベツは、一番外側の葉を測色したが、これは以前に測色した“葉色”と同じ分光分布をしていることがわかる。
タマネギ、ジャガイモ、サトイモは外側の表皮及び切り口の色を測色した。サトイモとタマネギの切り口の白さでは、見た目でも前者の方が後者よりも白く感じ、測色結果からもわかる。
後者の場合は、透明な感じが前者よりあると思われる。タマネギ、ジャガイモ、サトイモの3種類は、いずれも含まれているものはほぼ同じであり、水分が全体の80%程占めており、タマネギだけビタミンAを多少含んでいる。

測定の結果 

タマネギ、ジャガイモ、サトイモの分光分布図
分光分布図
A:タマネギ(外側の皮)3.7YR 6.1/5.4
B:タマネギ(中味の表面)1.7GY 8.0/2.9
C:ジャガイモ(表面)1.0Y 6.8/5.2
D:キャベツ(外側の葉)4.4GY 5.4/4.5
E:タマネギ(内側の皮)0.9GY 8.8/3.7
F:タマネギ(切り口)0.4GY 8.0/1.1
G:ジャガイモ(切り口)2.4Y 7.9/3.8
H:サトイモ(切り口)4.8Y 9.0/1.4
マンセル値