誰もが見分けやすく美しい色の選び方

特定の色の組み合わせを区別しにくい人（色弱者）は多く、日本人男性の20人に1人が該当します。また、高齢になると色の区別がつきにくく、物を見つけにくくなったり、表示が読みにくくなります。そこで現在では、そうした方々も含むできるだけ多くの人々に、色を適切に活用して物や環境をわかりやすくデザインすること、つまり「色のユニバーサルデザイン」が求められています。
本書は、色のユニバーサルデザイン（UD）に関する初めての総合的なテキストです。色弱者と高齢者の見え方の特徴、UDを扱うために必要な基礎知識、色のUDの考え方から具体例までを体系的にまとめています。また、色弱者が区別しづらい色をまとめたカラーチャートや表も掲載しており色のチェックがしやすくなっています。
自治体、企業、クリエイター、教育関係者など、多くの方々にご活用いただければ幸いです。

（詳細を、機関誌COLOR最新刊　No.157にてご紹介しています。こちらよりご覧下さい）

内容

■本書の特長
・基礎から応用までを体系的に網羅
・高齢者の視覚特性についての解説
・混同色を新しく開発したチャートでわかりやすく表示
・PCCS準拠のカラーカードによる混同色の確認
・多くの具体的な改善事例と解説

■目次
第1章　カラーユニバーサルデザインの考え方
第2章　色が見えるしくみ
第3章　色の基礎知識
第4章　色弱者の見え方
第5章　高齢者の見え方
第6章　ユニバーサルデザイン
第7章　色弱者がみづらい例と改善例
第8章　カラーユニバーサルデザインのチェック方法

著者：(一財)日本色彩研究所
企画・監修：（社）全国服飾教育者連合会（A･F･T）監修
発行所：グラフィック社
ISBN 978-4-7661-2335-7 C3070

価格

2,530円（消費税10%込）
※掲載時の価格です。